「Visions and Voices: Altria/ABT Women's Choreography Project at American Ballet Theater 」 2

Works & ProcessとWorks & Process     2月 1  &  2 日というタイトルで少し触れましたが、
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今日はもう少し詳しく。。。これはSPを紹介する所


そしてこれはSPが説明をしている所






まずパネリストは
ABT IIのディレクター、ウェス・チャップマン、ワークショップリーダーのスティーブン・ピア,そしてこのプロジェクト2008年に選ばれた二人の女性振付家のうちの一人アジュール・バートンの3人。

一番始めは もう一人の女性振付家ローリー・ストーリングスの「スローカス(パドゥドゥ)」ABT IIのダンサー二人によるデュエット。バッハ、バラネスク、そしてナヴァラッテの曲,サント・ロクゥアスとの衣装で踊られた作品。動きはキリアン、フォーサイスを混ぜたような感じ。数回同じ振りをするのだが、その振り自体が私にはちょっと。。。若いダンサー二人はとても頑張っていてパートナリングも良く出来ている。

その後スティーブンによる振り付けプロジェクトのプレゼンテーション。
初めてのこのプロジェクトに参加したのはABTの女性ダンサー5名。
コールドバレエのジェッマ・ボンドニコル・グラニエロエリザベス・マーツ、ソリストのミスティ・コープランド、そしてプリンシパルのショマラ・レイェスの5名。

アルトリアは昔のフィリップモーリス社から別れ、アメリカの文化にも貢献している団体。昨年アルトリアがこれからの助成を全面ストップするという大変なニュースを発表。この助成金をもらっている所は大きなカンパニーから小さなカンパニーを含めるとアメリカ全土でも相当な数。それがこのニュースで、かなりのショック。それはちょっと横においておくとして。。。(本当はおいてはおけないのですが。。。)

アルトリアが ABTに助成金を出す最後になるが、なにに対して助成しもらいたいか?との要請に芸術監督であるケヴィン・マッケンジーはこの女性振付家を育てる事を押し、そしてこのプロジェクトが始まった。

スティーブンがこのプロジェクトが始まる経路を話し、始まった08年の9月から今に至るまでに、どのようなプロセスを踏んで来たのかを説明、それからこの5名のダンサー達を舞台上に呼び紹介。一人ずつ、彼女達が取り組んでいる振り(スタディー、今の段階は音楽で言うエチュード段階)を見せてくれる。それはシャープとスムーズという両極端の動きであったり、重いと軽いという動きであったり。それをスペース(これも舞台上のスペースプラス、上、下、はたまた観客席の後ろの方とかにふくらみを持たせてとテーマを渡し、それをその場で自分思って来た動きにアレンジしてみせるというもの。

5名が皆それぞれに特徴が会って面白い。なんと言ってもこれが彼女達にとっては初めて自分で振り付けした物で、ましてそれを観客の前で動いてみせるというのはかなり勇気のいる事だと思う。踊りの学校や、大学で、コンポジッション(振り付け)のクラスをとると一番始めの段階を見せるのとはわけが違う。おそらく彼女達はかなり緊張したに違いない。
2月1日は始めという事もあり、おのおののスタディーがテーマにそって、というよりはパフォーマーとしての彼女達がでていたような気がするでも2日はそれがなくなり、少しリラックスできたのだろう、彼女達のパーソナリティーが見えるような物になっていた。
それぞれにとてもよい。びっくりするほど。
プリンシパル、ソリスト、そしてコールドバレエとABTのなかでのランクは違っても、このプロジェクトにおいては皆仲良くやっている様子も好ましい。彼女達曰く、お互いの作品(スタディ)に対して意見を言い合ったり、自分がどうしてこのような振りをするのか考えたりするのはとても楽しいとの事。
このプロジェクト、私もとりたいです。。。

そしてその後、アジュール・バートンがディスカッションに参加して彼女の経歴から、どのように彼女が作品を作るかという話をした後、彼女振り付けの「バーバラ」を ABT IIのダンサー達10人が踊る。これ又キュートな作品。バーバラというフランス語の歌に会わせてダンサー達が踊るのだが、一人一人の個性がでるように作られていてとてもキュートだった。

3年という期間限定で助成金をもらっているが、ぜひABTには続けてもらいたいプロジェクトだと思った。

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by miki3lotus | 2009-02-10 09:55 | ダンス | Comments(4)
Commented by yakura89 at 2009-02-10 17:57
たぶんNYは、夜中でしょう。ミキさん、風邪はよくなりましたか。本当に忙しい毎日のようですね。僕にはミキさんの仕事なことは、全くわかりませんが、NYで頑張っているミキさんのことを、心のどこかで応援しています。僕もミキさんのブログにリンクさせてもらいますがよろしいでしょうか?
Commented by めばえ at 2009-02-10 23:01 x
>プリンシパル、ソリスト、そしてコールドバレエとABTのなかでのランク>は違っても、このプロジェクトにおいては皆仲良くやっている

よいダンサーとよい振付家は異なるということでしょう。もちろんスティーブンのように両方持っている人もいますがなかなかいないと思います。
ふたつ目の映像は非公開のようで拝見できませんでした。




Commented by miki3lotus at 2009-02-10 23:11
*yakura89様
リンク、よろしくお願いいたします。
ニューヨークに来て今年は30年目。。。長くなりました。でも本当にあっという間だったようにも思います。こんなに長く、好きな事をやって来れた事本当にありがたいと思っております。後もう少し頑張ります。これからも応援!よろしくお願いしますね!!!
Commented by miki3lotus at 2009-02-10 23:14
*めばえ様
二つ目の映像、公開できるようにしました。
ダンサーと先生は異なる才能、そして振り付けは又別物ですね。本当。。。両立、三立はなかなか。SPはとてもその三点に優れていると思うので彼には頑張ってもらいたいです。
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