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Belle Epoque

今日は、今グラハムカンパニーにて振り付けをしているMartha Clarkeの作品「Belle Epoque」をみてきた。リンカーンセンターシアターの中の ニューハウス劇場にての公演だ。
Martha Clarke と Charles L.Mee の共同の作品で、出演者は役者、ミュージッシャン、ダンサーと全部で13人。
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題名の通り、パリの1800年代の終わりから1900年代のはじめの頃の話。ヘンリ・ドゥ・ツールーズーロートレックという画家(この人の絵はパリのカフェとナイトクラブの絵で有名だ)の話。モンマルトルに住み、ムーランルージュを描き、アルコール中毒と梅毒によりこの世を36歳で去った画家。彼の育たなかった体のためのコンプレックス、その彼の目で見たパリ。彼とその母親との関係、そして彼の描いた絵を実現したような作品。

私が観たMartha Clarkeの前作品(何年か前に New Victory Theaterでみた、チェーホフのVers la Flanne)よりもテーマもしかっりしていたし、そしてうまい役者と歌手、バンドニヨンをひく結構年輩の男性、そしてピアノ、バイオリン、歌と何ともいえないタイミングで入っている。
ダンサーでは私の好きなRob Bessererが良いダンサーとしてということでなく、舞台に乗る舞台人としていい味を出していた。
女性のヌードもいくつかあったが、それが特別なことでもなく、自然に入っていておかしくない。
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by miki3lotus | 2004-12-31 13:36 | 舞台・劇場・芸術
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