ジュリアード音楽学院 100年祭始まる

ニューヨークのジュリアード音楽学院の100年祭行事が始まった。舞踊、音楽、舞台(ドラマ)オペラ、ジャズといろいろな分野のパフォーミングアート課があるこの学校の創立100年に当たる今年は、たくさんの公演があり、すべてが学校の行事なので、無料だったり、有料でもかなりやすいので、観客には嬉しい一年になりそうだ。

9月28日にWorld Premiere されたのはスティーブ・ライヒの曲「Drumming」にエリオット・フェルドが振り付けた「Sir Isaac's Apples」。

スティーブ・ライヒはミニマリズムで有名な作曲家、この曲も「12人の音楽家のための曲」と同じような、単調なリズムをマリンバ、ドラム、ザイラフォン(鉄琴)そしてピッコロ、2人の歌手での演奏。彼らの演奏を観ているだけでもかなりおもしろい。
もちろん踊りを忘れてはいません。

エリオット・フェルドは、映画「ウエスト・サイド・ストーリー」の中で、Anybody(たしか)を演じていた。
舞台の上に大きな坂を造り(セットデザイン:ミミ・リエン)その坂を下りたり登ったりの作品。
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何年か前にこれの規模の小さい物を彼が作ったが、今回はジュリアード音楽学院の舞踊学科の生徒、2,3,4年生がほとんど出演している。
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坂の角度は何度高知らないが、降りていく速度をコントロールしながら、いろいろな形、動きのバリエーションがあり、おもしろい。音楽は4つのセクション(とまりはしないが)に分かれていて、
1:eight small tuned drams
2:Three marimbas and female voices
3:Three Glockenspiels with Whistling and Piccolo
4:Full music ensemble

休憩なしの120分。
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はじめの20分ぐらいは、かなりゆっくりで、私には少し長すぎるような気がした。始まりはとても良い。体がまっすぐ立っている形のままスライドして降りてくる、一人が二人に、そして10人以上が一緒に、同じ速度で降りてくる様はとても異様な感じ。またそれがよい!下に到着し、その後は???と思ったら、うまい具合にロールしながらサイドに行き、そして坂を登っていく。これにも振りがある。
リハーサルを一度観たので、そのときの振りはどうしたかな?と思って聞いてみたら、却下されてしまったそうだ。私は結構気に入っていた振りだったのに残念。

そして中盤からクライマックスにかけては申し分なし・・・でもないか、一つ言わせてもらうとクライマックスがちょっと短かった。最後これでもか、これでもかと上から降りては登っていくのが、始まったと思ったら、終わってしまったので、もう後2〜3分やっていてもらえるともっと良かったと思った。もちろん今で、100点なので、2〜3分やってもらえると120点になる!!!

120分演奏しっぱなしの演奏家ももちろんジュリアード音楽学院の生徒。
すばらしい!!!
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ダンサーは2年生から4年生と若いとはいえ、はじめから最後まででているダンサーは何回登ったり降りたりするのだろうか???
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by miki3lotus | 2005-10-01 12:39 | 舞台・劇場・芸術
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