A Mother A Daughter  and A Gun

オリンピア・デュカキスとヴィアン・コックス主演のブロードウエイのショーがこの日曜日で終わった。
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10月の半ばに始まったバーラ・グラントのこの作品は題名からもわかるように、母親、夫をガンで殺そうと企てる娘の話。娘は母親のがんじがらめの束縛に耐えきれず、そこに夫の浮気、この娘は人とつきあうと言うことが出来ない性格。これも母親があまりにも出しゃばりなのでその反動だろう。

隣に座っていた人は、夫ではなく母親を殺してしまえばよいのに・・・と、この母親、見ていてもたまらない。これまでか、これまでかと言うほどに、でてくるでしゃばり加減が。自己中心的な母親、オリンピア・デュカキスはこの典型的アメリカ母親を演じている。うまいというか・・・

父親は20年前の一晩の浮気を胸に、今まで夫婦としてやってきた、これもいわいる典型的父親像。ジョージ・S・アービングがとてもこの父親役をかなしていた。このジョージ・S・アービングは今年84歳だそうだ。ミュージカル「オクラホマ」初演の時に出演していたそうだから、凄い!!!

そしてなんと言ってもこの娘役のヴィアン・コックスがすばらしい。彼女はミュージカル「キャロライナ・オア・チェンジ」に主演していた女優さん。
夫を殺すと決めてガンを買ってくるところから始まり、終わりまで、彼女の張りつめた緊張が、高まったり薄れたり。自分としては母親がネックだと言うことを十分に把握しているが、それに対して何も出来ない。母親が目の前にいると、つい彼女のしたいように動いてしまう。そこも彼女のしてはやりきれないところ。

作品はかなりコメディーチックに作っているが、話の内容はブラックコメディであろう。観客にとって見覚えのある話に違いない。私も母親との関係を思い浮かばずにはいられなかった。
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by miki3lotus | 2005-11-29 13:46 | 舞台・劇場・芸術 | Comments(2)
Commented by Lyrical J at 2005-12-01 20:52 x
すべての怒りを夫にぶつける、という心理描写が鋭いですね!?
オリンピア・デュカキスの役、シャーリー・マックレインでもハマリそう!!
Momのパワフルぶり、目に浮かびます。とはいえ、こちらでは日本の女性と婚約する西洋人も、諸先輩方から、結婚前は大人しいけど、家庭に入るとリトル・ヒットラーになるよ、と肝試し(?)されてるみたいですけど。シツレイしちゃうとゆーか、あははははっ、とゆーか。
Commented by miki at 2005-12-02 11:35 x
*リリカル様
シャーリー・マックレイン、結構いいかも。でも、ちょっと気品とかのあるオリンピアはぴったしで、鼻につく感じがとても良かったです。この母親を殺せばよいのにと言ったスティーブンの一言、実は私も思ったことでしたから。
日本女性、結婚したらリトル・ヒットラー???そうですかね??私なんかはあまり何もしないから・・・きっと結婚したらあれもこれもやってくれる日本女性、と思っている人たちが一杯いるのでしょうね〜きっと。
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