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Mary Poppins---New Amsterdam Theater

昨日はハロウィーン。
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これは私達が用意した、キャンディーの入っている箱。3年前イタリアに行った時にとって来たサソリをのせて!!!


アパートにも子供のいる家族が二つ。そして子供は全部で4人。廊下はハロウィーンのデコレーションで、蜘蛛やら、蜘蛛の巣、カラス、マスクなどでいっぱいだった。

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アパートの入り口にはくりぬいたカボチャ、そしてその中には蝋燭がともって雰囲気満点。

でも、私たちはハロウィーンの仮装をしてキャンディーをもらいアベニューを行ったり来たりしている子供達の雰囲気を味わいながら、42丁目のニュー・アムステルダム劇場へと向かった。この劇場は今から10年ほど前はほとんど使われていない劇場だったのを、42丁目の開発グループ(ま、ディズニーですが)がリノベーションしてリ・オープン。「ライオンキング」がこの劇場のこけら落としとして入り、そしてつい先日まではこの劇場にて観ることが出来た。「ライオンキング」は45丁目のミンスコフ劇場に引っ越し。そして新しくこの劇場に入ったのは「メリー・ポピンズ」。

この「メリー・ポピンズ」もちろんディズニーの映画、ジュリー・アンドリュース、ディック・バン・ダイク、二人の子供、銀行家の父親・・・等々、忘れられない映画。この映画がちまたに発表になった時に、兄と二人で有楽町の当たりまで見に行った。そしてアメリカに来てみると、毎年クリスマス近くになるとテレビでやっていた。よってケーブルのない私はよくこれを観たのでした。
ミュージカルと言えば、Mary Poppins, Sound of Music, Oliver, Fantastiks,a Chorus Line...と言うのが米国に来る前に夢見たミュージカルだった(もちろん今書き出した以外にも沢山あるが・・・)。Catsも私がこちらに来てから始まったし、ディズニーものはまだ記憶に新しい。

そして「メリー・ポピンズ」
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幕が上がって、バーとが煙突掃除のほうきを持って”チム・チム。チェリー”を歌い始めてからあれよあれよという間に引き込まれてしまう。メリー・ポピンズの出方はどうなるのか、あのシーンは、この歌は???と言う期待は誰もが持っていると思うが、その”期待”を考えている暇を与えずにメリー・ポピンズが登場し、公演のシーンまで引き込まれていく。公演のシーンでは、始め灰色一色だったものが、一瞬にして色鮮やかになったり、メリー・ポピンズの始めのシーンもそうだったが、マジック(手品)をふんだんに入れてあり、あの鞄からコートかけがでてくるシーンは目が点になるほどだった。 

”マジカル”と言う言葉が当てはまる。

そしてSupercalifragilisticexpealidociousではほとんどの出演者が舞台上で、歌い踊る。Sはこのポジション、Uはこれと全てのアルファベットに対してのポジションがあり、それを皆で動いた時は圧倒された。
コ・ディレクターそして振り付けのMatthew Borneはもとバレエダンサーで、「白鳥の湖」で有名になった振り付け師。彼の作品は前にBAMで「Play without words」を観てそのことはエントリーしたが今はジョーニー・デップの映画の「エドワード・シザー・ハンド」で世界中を廻っている売れっ子振り付け師。

メリー・ポピンズ、バートを始め、いろいろなパートは人それぞれにイメージがあると思う。でもそのイメージに反することなく、すんなりとメリーはメリーとして、バートはバートと受け入れら縷々ほどにイメージぴったりのキャスティング。歌も踊りも満足!
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おわって時計をみるとかなり11時近く。もちろんまだプレビューだからこれから変化していくことは考えられる。でもほとんどこの状態の間々やることになると聞いた。2時間半以上でも、あっという間に引き込まれてしまい、越して終わっても長く感じさせないこの作品、これもまたロングランとなるのでしょう。
by miki3lotus | 2006-11-02 00:02 | 舞台・劇場・芸術
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