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昨晩の公演

昨日はほんと、一日走り回っていました。

朝、SPのお母さんと食事(カリフォルニアから見に来てくれました)その後アパートに戻り衣装のアイロンがけ。それをスーツケースに入れてテックリハーサル(日本ではゲネプロ)。それが終わり、衣装をまとめてまたアパートに戻り、衣装を掛けてお風呂場に扇風機を持っていき強風で風を送って!乾かしたりアイロンがけと衣装直し。
またまたそれをまとめて劇場いり。ハンガーも全部自前で、10人のダンサーの衣装を分けて、名前も付けて・・・
落ち着いていたのは、他の作品を見ている時だけだったかも・・・その間も、あの衣装は大丈夫かとか、腰を痛めたダンサーの心配をしたり・・・ビデオを撮るので、そのカメラの設置やら。

これは公演前に衣装デザイナーのMitsuno Yokoさんがはさみを入れている所。
昨晩の公演_b0069951_452342.jpg

いつもならダンサーとして公演に参加するので、裏方さんの仕事は見ているものの、こんなに大変かと・・・


今回の踊りを手伝うに辺り、いろいろ発見したことがある。

今時の子(と書くといかに自分が年を取ってしまったのかと唖然とするが・・・)の考え方の違い。ものすごいギャップ。
私にすると、そしてちまたも絶対的にそうだと思うが、自分をどうプレゼント(表す?とか見せるという意味合い)するかが、仕事に繋がっていくと思っている。
メイジャーなところで仕事をしたかったら、そのように。そうでないのであれば、気にすることはない。

踊りの分野でたとえて言えば、舞台に立つという行為に対してどのように接するかと言うことでしょう。人の前に立つのですから。メイジャーなところで仕事をしたいのであれば、自分を100%見せられる状態に持っていくことであるし、それはお化粧をすると言うことではなく、体がよりよく見えるようにするとか・・・

今回リハーサルをしている間、驚いたのは、ダンサーは皆レオタードを着ない。ユニタード(上から下までの)なんて、とんでもない。リフトとかあっても素肌のお腹で大丈夫。私はすぐにアザが出来るので、何かきていないとだめ。そしてタイツをはかないで、スエットパンツ。それも結構バギーなもの。ラインが見えない。
そして今回の作品はバレエシューズを履くように(結果ははかなくなったのですが・・・)シューズを買ってもらったが、ゴムを自分で縫いつけない。2本ついているゴム、両端をあわせて、それを土踏まずの所にやってそのまま。それで本番にでようとしている。思わず私は、モ私が縫うから持ってきなさいモそうしなければ、足をあげた時に土踏まずの所にゴムの合わさった所が見える。SPの作品を発表するのに、それは耐えられない。
そうしたら一人の子は「何で?」だって。すぐに私が「プロフェッショナルに見えない!!」それに対して「ふ〜〜〜ん」。
私はオールドファッションなのか?と思わずにはいられない。

そして大きなカンパニーだと衣装はもちろん衣装さんがいる。だから終わったら洗うものと乾かすもので、入れておけばよい。カンパニーの中でも言わずとしれたルールがある。衣装は終わったらかけておくこと。それがいくらプリンシパルでもコーラスでも同じ。それはまた次に自分が着るものだから。なのに、終わったら、脱ぎっぱなし。今回みたいに小さいグループ(と読んでいますが)なので、ハンガーも、ハンガーにつける名札も自前で持っていくから必要本数しか持っていかない。それがなくなる!
え?ハンガーはどうしたの名札は???と聞くと、どこかにあるけどわからない。だって・・・はぁ〜〜疲れるわぁ・・・
こんなベーシック(と思っているのは私だけ?)な事も出来ないのか??!

それから、体つきも問題。
もちろん体つきの問題だから、いろいろな人がいる。私の頃は何が何でもお腹は引っ込めて、引き上げて・・・というのが必だった。
今のジェネレーションは、ローヒップパンツが多い。よってウエストがない!お腹がたるんでしまっても無理はない感じ。私も経験がある。締め付けないからそのまま。
今回の公演を見ていても、SPの作品以外に出演しているダンサーの体つきは、私達の時とはだいぶ違う。お腹がでていてもプロのダンサーと呼べるのだろうか?ダンサートしてもプライドというものはいったいどこ?何?
それもオールドファッション???

テクニック、舞台上でのプレゼンスに関して、私はもうノーコメント・・・

年を感じないではいられない夜だった・・・
はぁ〜〜〜
by miki3lotus | 2006-12-16 04:54 | ダンス
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