ベニスに死すーーーーーーーーハンブルグバレエ団

ドイツ、ハンブルグバレエ団がニューヨークのBAMで公演。
今回の出し物は「ベニスに死す」

私がニューヨークに来てからのことを言うとハンブルグバレエ団は1983年にBAM、その後、シティーセンター、ステートシアターと、数回来ている。
83年の時はSPもこの公演でBAM公演をしたそうだ。
この公演、私、観ている。でも、もちろんSPの事は知らなかったので、あってはいませんでした。そのころは髪の毛もふさふさあったようだし・・・
と、話が横にずれました。

今回のBAM公演。
初日は昨日、2月7日の夜だった。
SPがこのバレエ団で踊っていたこともあり、初日に行くことに。
バレエ団のディレクターはもちろんその当時からジョン・ノエマイヤー。アメリカ人の彼は、ヨーロッパでダンサートして踊り、このハンブルグバレエ団のディレクターになる。ハンブルグバレエ団は日本にも公演ツアー、そしてガラの度にここのダンサーが出演するので、名前はご存じであろう。
リハーサルディレクターは、SPが一緒に踊っていた仲間。学校で教えている先生も・・・と懐かしいメンバーがいる様子。

さて「ベニスに死す」
これはビスコンティのあの映画が私の脳裏から離れない。ダーク・ボガードそしてあの顔の綺麗な少年。母親とバカンスに来ていて、ボガードのことを振り向くあの場面。膝上まであるような水着、パラソル、海・・・
トーマス・マンの書いた物からノエマイヤーが、彼なりに、主人公の職業を入れ替えたりして、昨日の作品は成り立っている。ノエマイヤーはニジンスキーのことなら何でも知っている。
ニジンスキーの写真、書いた物、私物、などを集めて、彼のハンブルグの家は美術館のようだ。確か、この家をハンブルグの町に寄付して、美術館になることになっているはず。

またまた話がそれた。

映画「ベニスに死す」は主人公のダーク・ボガードは結構の年の物書きだった。ノエマイヤーの物は主人公が振付師、作品を作るのに壁にぶち当たっている。
ベニスに行き、あのビーチで若い綺麗な子に出会う。あの振り向くシーンもちゃんと入っている!そしてその彼とのファンタジーを持つ主人公、そこには今の時代を背景にしたようなシーンも出てくる。

ノエマイヤーの作るバレエはとても綺麗だ。
デュエット、そしてそのデュエットをもとにしたトリオの踊りが素晴らしく綺麗だった。
主人公の振り付け師を踊った(演じた)ダンサー、普段、私の好きなダンサーではない(彼のクラウンのような顔が今ひとつ、観ているだけで同情を買ってしまう顔なのだ!) のだが、この役、彼はとても良かった。踊り自体がとてもシンプルで、そして正直。うなずいてしまうほど綺麗だった。
ファンタジー、それもちょっとひねくった所のファンタジーのシーンは、思わず笑ってしまったが、それらをのぞけば、いいダンサーが沢山舞台に登って、綺麗な踊りを見せてくれた!
照明や、セットもとても綺麗だった。

カーテンコールにはノエマイヤーも舞台に登って、とても嬉しそうだった。

舞台の後、2階のBAMカフェにてレセプションがあった。
ジョンを始めリハーサルディレクターのエドワルド達、そしてもちろんダンサーも着替えて出てきてのレセプション。SPと同じ時期にこのバレエ団で踊っていたキャシィーも来ていたので(彼女のニューヨークに住んでいる)一緒にワインを飲んで、ノエマイヤーを囲んで楽しいひとときを過ごした。

ハンブルグバレエ団の作品はこのほかSPの持っているビデオでいくつか、そしてステートシアターに来た時に観たもの。マーラーの曲を使った作品が多い彼、今回はバッハをメインに使った作品だった。

一つ残念だったのは、知り合いのダンサーは明日踊ると言うこと・・・はぁ〜〜
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by miki3lotus | 2007-02-09 13:25 | 舞台・劇場・芸術 | Comments(0)
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