ユースアメリカグランプリ 2007

今年もまたこの季節。
若いダンサーが勝ち負けの世界としてバレエ・ダンスを踊る。
コンクールに対しては私はあまり賛成とは言いかねる。踊りは足がどれだけ上がるか、どれだけ飛べるか、身体がどのくらい曲がるか、そしてどれだけ回れるかと言うことで競ったり勝ち負けを競う物ではなく、どのように表現するか、そしてそれをどのように観客が見てくれるのかという物だと思うから・・・コンクールという物、ちょっと寂しい気もする。

しかし

見に行ってきました。ユースアメリカグランプリのガラ公演。
昨年の4月にも載せたエントリーの通り、始めは今年の受賞者達の踊り、そしてその最後に250人もの今回の参加者ほとんど全員出演のGrand Defile.
そして今年のホストはデズモンド・リチャードソン。

彼はアルビン・エイリーの学校を出て、カンパニーに入り、その後ドイツのカンパニー、ABT、ブロードウェイのフォッシィー、映画のシカゴなどに出演。とても身体の利く良いダンサーで、今パートナーとカンパニーをやっている。
それは横のおいておいて・・・

さて、一番始めは日本人の10才ほどのダンサー。彼がバリエーション(何のバリエーションだったのかは聞こえなかった)を踊った。とても良い。ちょっと子供らしさはないようなステップを踏んでいたような気もするが・・・所々に見える、「こうやれば良く見える」技的な所が・・・まあ、それでも一番印象に残ったかも・・・

私の知り合いの山本高頂君の作品も選ばれて(何に選ばれたのかは、デズモンドのアナウンスがあまり良くなくほとんどわからない・・・)舞台に乗った。

そして250人ものダンサーがいっぺんに舞台の上に乗るこの「グランド・デフィレ」は3日間で振付を習って舞台にのせたそうだ。小さい子もいて、とても可愛い・・・
b0069951_113346.jpg


そして休憩。
アルビン・エイリーの所の茶屋さん、ハンブルグバレエダンス付属学校のディレクター、アトランタバレエ団付属学校のディレクター等々、沢山の人が来ている。今回は選考の舞台を見に行かなかったが、結構沢山の審査員がいたはず。終わってからのレセプションには残らず(このところ舞台ばかり見ているので)すぐに帰ってきた。

そして休憩後の本当のガラの所。
*パリ・オペラ座のオレリー・デュポンとマニュエル・ルグリがイリ・キリアンの「プティ モー」を。これが素晴らしかった。最後にもこの2人がジョン・ノイマイヤーの「椿姫」からのデュエットを踊った。
*ブラジルのバレエ・テアトロ・ムニンシパルの2人はエスメラルダのパドドゥ。
*ABTのダンサーで、このユースアメリカグランプリのディレクターである(ロシア人で、コンクールをやり始めてもの凄いお金持ちになったのであろうはずーアメリカ人だけでなくコンクールに弱い日本人、中国人、そしてその他の国の人達、どれだけのお金が使われているかと考えると・・・何のためのコンクールなのかと・・これは棚の上に置かないといけませんね)の「スプリング・ウォーター」
*MOMIX(モダンダンスのカンパニー)の「ムーンビームス」
*コンプレクションズの「チョーク」
*パロマ・ヘレーラ(ABT)とニコライ・フーベ(NYCB)がバランチーンのジュエルから「ルビー」
*ABTのデイビッド・ホルバーグとイザベラ・ボイルストンの「クワイエット・ミュージック」
*アシュリー・ボウダー(NYCB)とジョセフ・フィリップス(サンフランシスコバレエ団)がバランチーンの「スターズ エンド ストライプス」
*ストットガルドバレエ団の「モノリサ」というデュエット
*ロイヤルバレエ団の「海賊」のパドドゥ。
b0069951_11424.jpg


観客には足が上がったり、そばらしく沢山廻ったりすることできゃーきゃー言う若い子達が多く、全くこれだからアメリカ人は・・・と言われてもしょうがないようなきがした。ちょっと残念。
踊りを教える先生方は、こういう事も教えてもらわないと・・


と、こう書くととても批判的。良くないですね。
でも、私の好きなダンスはやはりパリ・オペラ座のふたりだった。
[PR]
by miki3lotus | 2007-05-02 06:48 | ダンス
<< SUNY パーチェス校 MF... 明日は・・・ >>