ロミオとジュリエット

今年はリンカーンセンターの生みの親(と言うか彼の名前がそのままなのだが)リンカーン・カースタインの生誕100年ということ。それにちなんでいろいろな催し物があるよう。

彼はニューヨークのリンカーンセンターを作った一だが、彼と、バランチーン、そしてストラビンスキーのこのトリオはリンカーンセンターには欠かせない人材。
カースタインがこのセンターを作るにあたり、バランチーンにバレエのカンパニーを任せる。それが今のニューヨークシティバレエ団だ。バランチーンとストラビンスキーのコラボレーションは有名だが、その後アメリカ人のジェローム・ロビンスを迎え2人の振り付け師が新しい試みを発表していく場所となる。

今年は現在芸術監督のピーター・マーティンが「ロミオとジュリエット」を発表した。これにはコールドバレエのダンサーの抜擢、セットの縮小、そして3幕を2幕にすると言うこと。バレエ団付属のバレエ学校の生徒も使いナットクラッカー(クルミ割り人形)以外に学校との接点を持つことなど。いろいろな試みが試されている。

それには頭が下がる。

しかし、作品を見ると・・・
「ロミオをジュリエット」はシェイクスピアーの作品の中でもあまりにも有名な作品だ。しかし・・・もしかして読んでいないのでは???と思ってしまうような演出になっている。もちろんそれをふまえて、斬新な解釈というケースもある。しかし、斬新な解釈をするのであれば、
1)ジュリエットの寝室でロミオとベッドに横たわっているシーン。乳母(このプロダクションにおいては若い乳母で、おそらくジュリエットより少ししか上でないだろうか???と)がその現場を目撃する。
2)2度目に両親がパリスを連れてジュリエットの部屋に来る時にジュリエットはネグリジェ。・・・・これはいったい?

この話自体が現代の話のように設定されていないのに、このようなオープンな現状はちぐはぐなように思う。
ま、それが斬新なと言うところなのかなぁ〜〜とも思うが、それだったら、マクミラン、ノイマイヤーのシンプルな「ロミオ・・・」を見た方が良かったようにも思う。

5月初旬、日本の雑誌「DanceDanceDance(DDD)」から依頼があって今年の夏に引退するバレリーナ、アレッサンドラ・フェリのインタビューをした。彼女は今年のABTのシーズンで最後に踊るのがマクミランの「ロミオ・・・」あいにく私はツアー中なので彼女の最後のジュリエットを見ることが出来ずに残念なのだが、6月中に彼女の「マノン」(マクミラン振付)をみにいく。残り少ないダンサーとしての舞台。エンジョイしてもらいたいと思っている。
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by miki3lotus | 2007-05-11 00:32 | 舞台・劇場・芸術 | Comments(0)
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