カテゴリ:舞台・劇場・芸術( 131 )

ベケット作 「Happy Days」

BAMのハービー劇場にての芝居を見た。ベケット作 「ハッピー デイズ」

この二人芝居、ほとんどがフィオナ•ショーのモノローグ。
一幕、二幕とで、時間が経過している様を、一幕ではウエストから上だけを出して、一カ所に埋まっている,二幕では、首から上だけを出して埋まっているという状態で芝居するのだが、さすがフィオナ•ショーである。
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このフィオナ•ショーという女優さんは「ハリーポッター」のハリーのオバサン役で映画に出ている。ちょっと意地悪な役。ほかの映画で彼女を見た覚えはないが、数年前に「メディア」で主役をやった。この作品で、BAM そしてその後ブロードウェイにきている。彼女のメディは、自然で、なおかつ恐ろしかった。

この作品はベケットが1960年に作った作品。
で、地球に(土に)埋まっている役者は、ほとんど台詞だけで表現しなければならない。何でも、フランス人の女優さんがやった物がベケットは一番好きだったと書いてあったが、この彼女の物を観たら、どういうのだろうか?
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by miki3lotus | 2008-01-21 06:21 | 舞台・劇場・芸術

公演が始まりました。

火曜日から公演が始まりました。

マーサの、初期の作品「LAMENTATION」をテーマに、3人のニューヨークに住む振り付け師に短い作品を作ってもらい、「LAMENTATION VARIATIONS」というタイトルで、オープンしました。3つのうち、2つに出たのですが、これがまた大変でした。
マーサ亡き後、もちろん新作はほとんどない訳ですから。今までの16年の間、ロバート•ウィルソン、トワイラ•サープなど、数人の作品はカンパニーで踊りました。もちろんグラハム以外のところで踊ったりもしたので、そこでは新作に関わることも多々ありました。ただこのところ、あまりなかったので、自分の頭の切れなさに結構ショック。まして一つの作品は公演が始まる3時間前まで振りがかわったり、それはとても細かいところまで指示されて…終わってほっとしたのもつかの間、この作品たちを一つずつに分けて踊ることに。「え?」ということは?土曜日の夜の公演でまたこの作品を踊ります。う〜〜〜練習しないと。。。

と、初日は、私はこの二つだけでしたので、踊ったあとすぐに鍼の先生に劇場まで来てもらい、膝、足、打ってもらいました。痛いの何の…「いたっ!あ〜〜〜」を連発に、周りのダンサーはきっと、鍼はものすごく痛い物だと思ったに違いないですが、そんなのことは気にしません!はい。

そして水曜日、昼間ゲネプロというのがあり、衣装、セット、照明をつけてのリハーサル。一日中劇場詰め。夜踊ったのは「CHRONICLE(年代記)」という作品。ジャンプもあり、膝で廻ったりもあり、でちょっとばかし膝にはつらい。でも、公演は無事に。
このところ、踊ること事態は楽しく踊れるので、何を踊ってもエンジョイしています。

木曜日は「CAVE OF THE HEART(心の洞窟)」のメディアを踊りました。こちらも、かなりエンジョイして踊ることが出来ました。マーサ•グラハムではないし、そのあとにこの作品を踊ったダンサーたちでもなく、私なので、私なりのメディアを。。。ディレクターにはリハーサル中もっと派手に、と言われていたけれど、公演は自分の物。自分の踊りたいように踊るのが良い!と決めて、踊ってきました。ディレクターにしたら、やりづらいかもしれないけれど、もちろん、ここそこのだめ出しには耳は傾けますが。そしてその中で良いと思った物はもちろん取り入れます。でも最後のところは自分を信じて踊るだけでしょうか。

今日はこれから土曜日のマチネ「HORSES MOUTH」というがありそのリハーサル。
これについてはまた今度。
行ってきます。


ジョイス劇場のマーキー。
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入り口のポスター、私です。
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ジョイス劇場は舞台袖は狭く、そしてフライスペース(天井も低い)ので、セットたちは吊るされています。
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by miki3lotus | 2007-09-14 21:29 | 舞台・劇場・芸術

来週からジョイス劇場

オレゴンから戻り、膝の後ろがいたくなって、ブログどころではなく(今もなのですけれど)膝の治療に毎晩数時間。

リハーサルから戻り、まずは氷で冷やす。
そしてそのあとオイルでマッサージ。カッピングをする時と、もう少し深く押す時と。
そして寝るときにまた氷で冷やす。

と、夕食も挟むので、寝るのは早くて12時。

風邪も引き、咳は出るは、腰は痛い(これはいつも)膝が腫れている。
で、踏んだり蹴ったり。。。
体が弱っている時は精神も全部弱っているので、このようになるのだと。。。う〜〜ん気合いを入れないと。明々後日からはニューヨーク公演なのに。。。


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これは「Embattled Garden」という作品で使う、ガーデンと名前がついたセット。
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解体してしまっているけれど、これも同じ作品で使うもの。
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これは「Night Journey」という作品で使う、ベッド。
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「心の洞窟」で使うセットで、右側がスパイダーと、蛇を形どった、メディアの象徴。奥は心臓の形をしたセット、私たちはエレファント(像)とよんでいる。

このようにリハーサルではセットを使うことが多い。そしてこれらのセットはイサム•ノグチのデザインによる物が多い。この3つは全部そう。セットに囲まれてリハーサルをしていると、本当にアートの中にいる感じがする。

膝はまだまだ痛むけれど、知り合いのダンサーに送ってもらったキネシオテープで、どうにか乗り越えられそうだ!!!本当にありがとう!


そして火曜日から本番!!!
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by miki3lotus | 2007-09-09 07:49 | 舞台・劇場・芸術

レーク・プラシッドーーーニーラス・マーティンス&フレンズ「スターズ・オブ・バレエ」

レーク・プラシッドは1980年冬のオリンピックのあった所。マンハッタンから来るまで6〜7時間の所。

この月曜日にここ、レーク・プラシッド・センター・フォー・ディ・アーツにてニーラス・マーティンス&フレンズ「スターズ・オブ・バレエ」という公演があった。
NYCBは7月2日からニューヨーク州のサラトガ・スルリングスと言う所にある
サラトガ・パフォーミング・アーツ・センターにてこれから3週間のシーズンにはいる。よってその前にちょっと遠出をして、のこの公演。

ダンサーは全てニューヨークシティバレエのダンサー達。 バランチーンのワルツ・ファンタズィック、チャイコフスキー・パドドゥ、アゴン・パドドゥ、そしてら・シルフィード・パドドゥと言うクラシックの物(と言ってもバランチーンの作品はどれも、コンテンポラリーです。特にアゴンは素晴らしい。)

そしてこの公演、二つのワールドプレミアーも。
一つは私のパートナーのスティーブン・ピアーの振付「エッジ」。そしてもう一つはニーラス・マーティンスとジョン・セリア振付の「キャリー・オーケー」。

「Edge(エッジ)」(デュエット)はエリオット・カーターの作曲した、4つのティンパニーによるとても面白い音楽、動きも音に反映して、そして題名のようにお互いのエッジを引き出すような作風になっている。
と、土曜日の昼過ぎにダンサーのうち、1人が足の付け根がいたくて踊れない!!と言うことになった。公演は月曜日。チョイスは二つ。一つはこの作品をこの公演から引くこと。もう一つは誰かが習って踊ること。
う〜〜〜〜ん。今から教えて、月曜日に踊る、踊れるダンサーはいるのだろうか・・・ダンサーにはやはりそのダンサーごとのスタイルというのがあって、これは振付の話だが、慣れている動きの質とそうでない物と。私の場合、グラハムであれば、それ程問題はないが、やはり他の振り付け師の物であると・・・ちょっと、と言うことになる。まあ、やはり慣れの問題だが。

で、リハーサルを一度見に行ったことのある私は、3セクションあるうちの始めの所はどうにか出来るのではないか?と思い、「では、始めの所は私が習って・・・」とちょっと言ってしまった。きゃ〜〜〜どうしましょう。結構ナーバスになる私なのに・・・この作品、とても好きな作品なので、私が踊ってだめにしたくないが、まあ、始めの所だけだったら、パートナリングもないし、大丈夫だろうと。土曜日の夕方、この振付を習った。

そして日曜日。
メガン・ラクロン(NYCB)というダンサーが来てくれて、パドドゥのセクションをリハーサル。彼女はノースキャロライナ・スクール・オブ・ダンスという高校を出ている。そこではバレエを専門としてやっていたが、もちろんモダンも、ジャズも必修になっている。だからいろいろな動きに対して抵抗がない!!そして身体も効く。凄い・・・この2番目のセクションはデュエットなのだが、やはりポワント(当シューズ)を履いた女性と男性のデュエットなので、やはりバレエの人でないと・・・あ〜〜良かった。。。
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その夕方、車でサラトガに向かった。7時過ぎにマンハッタンを出てタッパンジーブリッジを渡ってI-87と言う高速に乗っていく予定で出たのはいいが、タンパンジーに乗る前に反対側では煙が・・・
タッパンジーに乗ってちょうど真ん中辺りまで来た所で「えっ?」ストップ????
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ほとんどの車から皆降りて何があったのかを見ている。ラジオでは、スイカを摘んだトラックからスイカが転がり、反対側斜線に落ち、そのために事故になり、2人のけが人が出て、車一つからは煙が出ているというアナウンスが。これでは当分進まない。
ーーーー車をバックさせて皆橋から降りることになった。
初めてのことでした。はい。

ルールを変えて、サラトガに到着したのはなんと12時過ぎ。はぁ〜〜長い一日でした。

*************

そして7月2日。朝サラトガを出てレーク・プラシッドに。車でさらに2時間半。北に向かった。到着したのは昼過ぎ。
すぐにウォームアップを始め、1時過ぎからステージにてリハーサル。

始めの通しの時振りが吹っ飛んだ・・・良くあるのだ、私。と言うか、毎回のことかも・・・で、リハーサルが終わってから、何回も練習。メガンはそれ程ナーバスになっている様子はない。う〜〜〜ん。
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このレーク・プラシッド・センター・フォー・ディ・アーツにはダンススタジオがある。その壁には今まで、レジデンシーでここに来たカンパニーのダンサーの絵が描いてある。マーサ、トワイラ、ポール・テイラー・・・いろいろな人がここで作品を作ったのだと思うと、どの作品をここで作ったのかな?と面白い。
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公演は7時半から。
私は自分のことでいっぱいで、始めの作品は見ることは出来なかったが、「エッジ」の後の作品は袖で見た。休憩の後は客席に出て席に座って。

アゴンはとても素晴らしい、今見ても「コンテンポラリー」な作品。スタークで、スリック。
ラ・シルフィードはブルボンビルスタイルのバレエ。とてもかわいらしい。
そして最後の「キャリー・OK」という新作。
ビリー・ジョエルの曲にあわせてなかなか「ムービング・アウト」風に仕上がっている。ジョン・セリアはミュージカルの「ムービング・アウト」にオリジナルで出ていたダンサーだ。この作品、短いエンターテイメントな作品で、観客の受けも良い!ダンサーもエンジョイしているのがよく分かる。
公演の最後にこのような作品を持ってきて正解!気持ちをアップにさせて帰って頂く。


公演の後にはレセプションがあった。その後車でSPと私は5日間のバケーション(珍しく)。レーク・プラシッドから車で2時間。ノース・リバーという所にあるロッジに到着したのは12時過ぎ。もうぼろぼろ。。。

このバケーションの写真はまた次に・・・
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by miki3lotus | 2007-07-04 23:57 | 舞台・劇場・芸術

シーダーレイク・コンテンポラリー・バレエ そしてABT

ニューヘイブンから戻り、その晩は26丁目にあるシーダーレイク・コンテンポラリー・バレエの公演を見に行った。
踊りのカンパニーで自分劇場を持っている所はほとんどない。このカンパニーはそのまれなカンパニーの一つだ。超有名な写真家アン・ルボビッツがスタジオを売りに出してそれを現金で買ったのは大手メガスーパーであるウォールマートの娘だった。彼女は芸術的なことに関しては口出しをしない、でもダンスのカンパニーを持つことが夢だったそうで(自分がダンサーになりたかったよう)カンパニーを作った。

このカンパニーは自分のスペースがあるので、いつでも好きな時に公演が出来る。一年で4回は公演しているのではないか?
今回の作品は、今までの彼等の公演の中でも一番良かった公演だったと思う。今まではいろいろな振り付け師の作品、芸術監督の作品などを踊っていたが、今回のオハッド・ナハリンの「デカ・ダンス」は彼等にはぴったりだったと思う。
この「デカ・ダンス」はオハッドの今までの作品の中から抜粋をつなげた作品集になっている。見たことのあるシーンが出てくる。オハッドのバッシェバ・ダンスはイスラエルのテルアビブにカンパニーがある。土地柄の作品テーマ、そして今の作風、オハッドのバックグラウンド全てがミックスされて、オハッド節になっている。

オハッドとは1980年代初期に、アルビン・エイリーの稽古場で一緒にクラスを取っていた。その当時から、ちょっと変わった(?)ダンサーだったけれど、それが高じて今はよい作品を作る振り付け師だ。

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そして23日夜のABTの公演。
これはバレエ会のマリア・カラスと言われているアレッサンドラ・フェリの引退公演。
11日には「マノン」を見に行ったが、今回はマクミランの「ロミオとジュリエット」。


う〜〜〜時間がないのでまた続きはこの次・・・
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by miki3lotus | 2007-06-26 03:04 | 舞台・劇場・芸術

今週も盛りだくさんでした。


今週は盛りだくさんでした。

21日(月曜日)ジュリアード音楽学院のダンス科のSenior Graduation Concert 2007と卒業生のショーケース。これにはグラハムの「サティリック・フェスティバル・ソング」を踊る卒業生がいてそのこのリハーサル・コーチをずっとやっていたので週末の舞台でのリハーサル、そして当日のドレスリハーサル(日本でいうゲネプロ)そして夜の公演でした。

この日のハイライト、私にとっては4つありました。
*グラハムの作品を踊ったイギリス人の子
*ホゼ・リモンの「コレオグラフィック・オファリング」これはデュエットで男の方は私がとても可愛がっている子でした。
*「フォルス・スタート」と言うジョナ・ボカレの作品。これを踊った2人、体の持つインテンシティ、集中力、そして正確さ、素晴らしかったです。
*そして最後のウィリアム・フォーサイスの「エネミー・イン・ザ・フィギュアー」を踊った男子。この子は(と言うには恐ろしすぎますが)学校に入り、2年3年と立つに連れて、だんだん良くなる野上に見えて分かり、身体の使い方が普通でない。フォーサイスが今作っている作品ではなく、あの身体を酷使して作るような踊り、あれを彼ならば簡単に踊ってしまうであろうと思う。フォーサイスの作品を昨年やった時も、この子は1人別格。ソロあり、メインのキャラクターでした。そしてフォーサイスからもカンパニーに来て欲しいといわれるほど。現在はカンパニーに空きが無いのだけれど、あいたら入ることがもうすでにその頃から決まっている。

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そして最後は卒業生が皆出てWE CAN DANCEを。これは皆が楽しんで最後に踊るやつ。毎年卒業生達が振り付け師の人を頼んで、その年ごとに違ったものを出すのですが、今年のダンサー達は元気で、気取って無く、とても好きなグループでした。
上の写真は彼等が一緒に舞台に乗ること、そしてこのジュリアードの劇場で踊ることが最後、その挨拶の写真。これで本当に最後。次のステップは世の中に出るのです!

その後もちろんパーティ。
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SPの横にいるのは彼のはじめた踊りを習った踊りの先生。アイオワ州の時です。

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今週はちょっとだけリハーサル(グラハムの方)も入っていたので、そちらの方も忙しかったですが・・・

昨日の金曜日は卒業式。
リンカーンセンターにある、エヴリ・フィッシャー・ホールにての卒業式。間に合わなかったのですが、終わって出てきた時に到着。
今までダンスのトレーニングや普段の格好しか見ていない子達が、ちょっとだけおしゃれをして、そしてあの帽子にガウンを着て出てくる姿はちょびっと大人に見えました。


今日も朝からガーデンに行ってしまい・・・あ〜〜あ、結婚記念日だというのに、税金の計算もしなければならないし、部屋の掃除、夏物出すのも、冷蔵庫と冷凍庫もまだだし、いったい何時になったら、このアパートは綺麗になるのだか・・・
来週はリハーサルも普通に始まるし、と言うことは朝からウォームアップ、リハーサル、帰ってくるのは7時過ぎ。はぁ〜〜〜頑張って計算ぐらいは今日やらねば!!!
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by miki3lotus | 2007-05-27 02:52 | 舞台・劇場・芸術

4つのダンスパフォーマンス

木曜日はBAMにてダグ・ヴァロンのカンパニーの作品
金曜日と土曜日はジュリアードのダンス科の今年度最後の公演。金曜日は13,土曜日は12の作品を見た
日曜日はジョイス劇場にてポルトガルから来ているカンパニー
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明日はジュリアードのダンス科の卒業公演。これは卒業するダンサー達が自分をアピールするがごとく、得意な踊りを踊る。そしてこの公演によって入団することが決まるケースもあるという、有名な公演。
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それにしても毎日良く踊りばかり見ると自分でも思います。そしてこのごろは見ても、面白くない!皆似たような動きの質ばかり。踊りはファッションになってしまっているのか????皆が同じものを着るようになってきているこのごろ、(メガストアーが出来てそのせいもある)どうして踊りが同じようになってしまっているのか???

身体が動けばそれでよいのか???
と思わずにいられない・・・

明日見終わったら、ゆっくり書きます。はい。
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by miki3lotus | 2007-05-21 11:21 | 舞台・劇場・芸術

ABTーーーーーーーーーーーーーガラ公演

行って参りました!!!ガラ公演。

6時半というのはこちらではもの凄く早い開演時間。
まあ、公演の後のパーティのためなのは分かり切っていること。
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バヤデール(日本ではバヤデルカ)のあの幻想シーンで始まり、オーロラの踊り、眠りのローズアダージョ。

そして Lang Langのピアノ、ショパンで舞踏会のようなデュエット、そしてアンコールには彼がおそらくコラージュしたのではないかと思われるピアノ曲を。凄かったです。望遠鏡を持っていったので良く見えましたが、彼の指が鍵盤の上をはうように、蜘蛛の足のようにくねくねと・・・そして演奏と、彼自身の身体のパフォーマンスが面白い。素晴らしかったです。

休憩ーーーーロビーに出るとイブニングガウンの人の凄いこと・・・皆綺麗にドレスアップしている。

レイズとコルネホのロミ・ジュリのバルコニーのシーン、大人になったコルネホは今とても良い。
フェリとゴメスの「オセロ」の最後のデュエット。ゴメスのオセロ、悪くない。私的にはデズモンドより良いのではないかと思う。男性的で。フェリのデズデモーナも哀れな感じがとても良かった。

アニシビリとコレラの黒鳥パドドゥ、これはもう御箱もの。さすがの国鳥。そしてコレラがちょっと小さく見えるが、彼のソロはきれいに決まっていた。

ケントとカレーニョのマノンのデュエット。個人的に、ケントのマノンは少し遠慮気味と言うか、愛というか「好き、好き、好き」という気持ちがあふれているという感じがあまりしない。熱くない。彼女の淡泊な感じは情緒的なモノやジゼルの2幕やさらっと踊るものに向いている気がする。もう少しこってりしたあふれる愛が見たかった。

そして最後にバヤデールのデュエットとパドドゥをヘレーラ、ホルバーグ、スティーフル、マーフィー が踊り全員出てきてのカーテンコール。
イーサンもマーフィも強い、私の好きなダンサー。マーフィのしっかりしたテクニックは揺るぎがない。
これはテクニックに信頼して、踊りを踊るということなのかと。

この間、ユースアメリカグランプリを見て以来、この形式のガラ公演を見る機会が多いけれど、さすがにABT、大人の夕べという感じでした。


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それぞれのダンサーにあった作品、そうでない作品といろいろでしたが、楽しみました。もちろん、このガラに来ている人達の服装を見るのも凄かったです。
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by miki3lotus | 2007-05-16 22:11 | 舞台・劇場・芸術

ロミオとジュリエット

今年はリンカーンセンターの生みの親(と言うか彼の名前がそのままなのだが)リンカーン・カースタインの生誕100年ということ。それにちなんでいろいろな催し物があるよう。

彼はニューヨークのリンカーンセンターを作った一だが、彼と、バランチーン、そしてストラビンスキーのこのトリオはリンカーンセンターには欠かせない人材。
カースタインがこのセンターを作るにあたり、バランチーンにバレエのカンパニーを任せる。それが今のニューヨークシティバレエ団だ。バランチーンとストラビンスキーのコラボレーションは有名だが、その後アメリカ人のジェローム・ロビンスを迎え2人の振り付け師が新しい試みを発表していく場所となる。

今年は現在芸術監督のピーター・マーティンが「ロミオとジュリエット」を発表した。これにはコールドバレエのダンサーの抜擢、セットの縮小、そして3幕を2幕にすると言うこと。バレエ団付属のバレエ学校の生徒も使いナットクラッカー(クルミ割り人形)以外に学校との接点を持つことなど。いろいろな試みが試されている。

それには頭が下がる。

しかし、作品を見ると・・・
「ロミオをジュリエット」はシェイクスピアーの作品の中でもあまりにも有名な作品だ。しかし・・・もしかして読んでいないのでは???と思ってしまうような演出になっている。もちろんそれをふまえて、斬新な解釈というケースもある。しかし、斬新な解釈をするのであれば、
1)ジュリエットの寝室でロミオとベッドに横たわっているシーン。乳母(このプロダクションにおいては若い乳母で、おそらくジュリエットより少ししか上でないだろうか???と)がその現場を目撃する。
2)2度目に両親がパリスを連れてジュリエットの部屋に来る時にジュリエットはネグリジェ。・・・・これはいったい?

この話自体が現代の話のように設定されていないのに、このようなオープンな現状はちぐはぐなように思う。
ま、それが斬新なと言うところなのかなぁ〜〜とも思うが、それだったら、マクミラン、ノイマイヤーのシンプルな「ロミオ・・・」を見た方が良かったようにも思う。

5月初旬、日本の雑誌「DanceDanceDance(DDD)」から依頼があって今年の夏に引退するバレリーナ、アレッサンドラ・フェリのインタビューをした。彼女は今年のABTのシーズンで最後に踊るのがマクミランの「ロミオ・・・」あいにく私はツアー中なので彼女の最後のジュリエットを見ることが出来ずに残念なのだが、6月中に彼女の「マノン」(マクミラン振付)をみにいく。残り少ないダンサーとしての舞台。エンジョイしてもらいたいと思っている。
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by miki3lotus | 2007-05-11 00:32 | 舞台・劇場・芸術

SUNY パーチェス校 MFAスプリングコンサート

SPが今年MFAを卒業する女の子に振付をした。ダンス科の大学院卒業ということになるのかな?
スプリングコンサートというにを見に行ってきた。
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これはダンス科のロビー



ソロは数日前にリハーサルを見に行き、作品としてはよいのに、彼女のダンサーとしての器量が・・・ちょっと残念。
すらっと伸びた手足、背もそうそうに高く、足も長い。うらやましい体型なのに・・・まず、スタミナがない。私もこの年になって、人のことはいえないが、ダンサーでスタミナがないというのは決定的。リハーサルでは、一つ一つの動きをチェックする。そのときは、それなりにできるのに、それが通しになると何も反映しない。
これっていったい???
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彼女はこのコンサートで、SPの作品とNYCBのリアング(?)の作品を踊った。両方ソロ。このリアングの作品「その下にあるもの・・・」は動きの激しい作品ではないのだが、彼女は息が荒い。あ〜〜〜あ、やはりここ出ても息が切れる。

SPの「Triagon」はエリオット・カーターのパーカッションだけの曲に踊りがとても反映している作品。私が若かったら踊りたいと思う作品。彼女の踊り方では作品は100%良くは見えないが、それでも良い作品というのは分かる。


SPとリアングの作品の他は、学生の作品3つとそして1995年に亡くなったタリー・ビーティーの作品。このれはかなり昔のソロ。
学生3つの作品は、1人が北京から来た女のこ、1人は台北から来た女の子、そしてもう一人はアメリカ人の男性。同じ中国人なのに、北京と台北という二つの都市。
お国柄とよく言うが、この場合はお国柄というのだろうか?同じ中国人でも、やはり相当違いがあると感じないわけにはいかなかった。

ダンサーが良ければ、作品が悪くとも踊りが良く見える。
踊りが良くてもダンサーが悪ければ、踊りが良く見えない。
ダンサーが悪くて作品も悪ければ見るにみれない(こういうことは結構ある)


ダンサーが良くて、踊りも良いに越したことはない。
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by miki3lotus | 2007-05-07 11:09 | 舞台・劇場・芸術