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December Dance at St.Johnsbury    バーモント州

今帰ってきました。

金曜日の午後にでて、セント・ジョンズベリーに到着。ホテルに荷物を置いて、その足で、劇場に行き、打ち合わせ。
土曜日は昼からリハーサル、そして夜に「December Dance」と題された公演。
セント・ジョンズベリー・アカデミー は私立と公立が一緒になっている高校。キャンパスを観ると、どう見ても大学のようだ。日本の開城(と書いたかしら?男子校があったはず)とは姉妹校。毎夏には20人ほどの生徒がきて夏を過ごしていくそうだ。
一年を通して、日本を初め、海外からの学生が多いこの学校は、留学生が大学に行く前に、英語を初め大学に行く前のスキルを上げるためのプリカレッジコースもある。

ま、HPを観てもらうと分かるだろうが、ボストンからは来るまで4〜5時間。ニューヨークからも来るまで6時間という距離。

一年のうち何回かは、ボストンやニューヨークに遠足(?)がある。もちろん泊まりがけの。

とダンスに戻ると、今回、私はグラハムの「Lamentation」スティーブンはホゼ・リモンの「Unsung」の中のソロを一つ。 そしてスティーブンの作品「Under the Ice」をデュエットにして踊った。

グラハムの作品は、彼女の作品でもっとも有名な1930年作品。ベンチに座り、衣装はチューブ型になっている布。その中で、布を押したり引っ張ったりする作品。ゾルタン・コダリの曲。

リモンの作品は、8人の男性による踊り、全部無音。グループと8つのソロの作品のうちの一つ。1970年にリモンが作ったこの作品は、男性ダンサーの体の極限を表現。下に流れるテーマは彼がアメリカン・インディアンと言うこともあってEarthyな感じ。一つ一つのソロは本当に難しい.今回スティーブンが踊ったものも、足で音を出し、それがテンポとなり、静止でテンポがなくなり。
スティーブンがリモンの作品を踊るのを観るの、私は大好きだ。彼の体が本当に広がっていくのがよく分かる。みなさんにもお見せしたいほど。

スティーブンの作品は、初め7人、その後12人、3人と色々な構成で踊られているが、今回は初めてデュエットに。
私はこの作品が好きだ。2001年に、新国立劇場バレエ学校の生徒達7人(現在そのうちの5人が新国立劇場バレエ団に入っている)が踊った作品。
宮廷音楽のようなサウンドで始まり、そしてコンテンポラリーのチェロの音に、そして又宮廷に戻り。と言う音楽構成。踊りもポライトに二人で踊り、そして一人一人の壁をうち破るような踊り、そして最後にはデュエットで又二人がもとの所に戻る。ストーリーはないが、作品の下に流れている二人の関係が見る人によって違って見える。
私は観客にも考える隙を与えるような作品が好きだ。

スティーブンの作る踊りはとても良いので色々なカンパニーに紹介したいのだが、私がいくら言っても夫婦だから人は信じてくれないだろうし、やはりマネージャーになってくれる人がいないとだめなのかな・・・

どなたかいないでしょうかね〜〜〜???
と、明日は日本に向けて飛びます!!!
疲れをしょって、毎日を過ごしている私でした・・・それはもう少し続きます。はい。
by miki3lotus | 2005-12-13 01:14 | 旅・ツアー
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